海水浴場で、無線を身につけて仲間と笑顔で話すライフセーバー
仲間と声をかけ合うライフセーバー。現場では、メンバー同士の声かけと連携が安全管理の土台になります。(撮影:Keiichi Noro Photography)

北海道の海水浴場・水辺イベントの安全管理を受託しています

自治体・観光協会・実行委員会・指定管理者さま向けに、監視・救護体制の設計から、ライフセーバーの配置、開設期間中の運用、シーズン後の報告までを一貫してお引き受けします。
現場に入るのは、日本ライフセービング協会(JLA)の資格を持つ札幌ライフセービングクラブのメンバーです。契約・請求は当社(有限会社北海道トータルシステム)が窓口となります。

私たちの考え方:事故を起こさないことが最優先

事故が起きたあとの対応はもちろん大切です。そのうえでライフセービングは、事故を起こさないことを先に置きます。私たちが浜で行っているのは、開設前に危険箇所や離岸流、地形を確認し、遊泳区域と監視の配置を決め、天候の変化に応じて早めに中止や避難を判断することです。

救助が必要な場面そのものを減らすことが、いちばんの安全対策だと考えています。体制の設計から当日の運用、シーズン後の報告まで、この考え方で一貫してお引き受けします。

石狩浜の監視台に掲げた赤い遊泳禁止旗。波や風の状況から遊泳を中止した日の様子
石狩浜。波や風の状況によっては遊泳禁止と判断し、赤旗を掲げます。

「安全管理のスタッフがいるから大丈夫」と思っていませんか

海水浴場やイベント会場に安全管理のスタッフがいても、そのスタッフが水の事故について専門の教育を受けているとは限りません。心肺蘇生を習ったことがある、泳ぎが得意、というだけで監視に就いている現場もあります。「ライフセーバー」という呼び名も、それだけでは専門の教育を受けた証しになりません。

溺れた人を助けるには、水の中から安全に助け出す技術と、溺水に合わせた一次救命処置の知識の両方が要ります。溺水では、息ができなくなったことから心臓が止まるため、人工呼吸を含めた処置がとくに大切になります。さらに、事故を起こさないためには、監視・危険の予測・利用者への声かけ・天候の判断まで含めた、ライフセービングの知識が欠かせません。

安全管理は「人がいるかどうか」ではなく、「どんな教育を受けた人がいるか」で決まります。

私たちのライフセーバー

  • 体系立った教育:日本ライフセービング協会(JLA)の資格体系で養成されたメンバーです。海の監視・救助の基礎となるベーシック・サーフライフセーバー講習は標準28時間です。受講するには、一次救命処置(BLS)とウォーターセーフティの資格、50mを40秒以内・400mを9分以内で泳げることなどが条件です。
  • 水の事故に合わせた救命:水の中から助け出す技術と、溺れた人への一次救命処置を、講習と検定で身につけています。
  • 資格の更新:資格には有効期限があり(BLS 2年・ウォーターセーフティ 5年・サーフライフセーバー 3年)、更新し続けます。
  • 新しい知識を現場へ:JLAの加盟クラブとして、津波避難・熱中症・感染症などの新しいガイドラインや、全国の事故防止の情報を受け取り、毎シーズンの現場に取り入れています。
  • チームで補う:資格を取ったばかりの若手は、経験者・インストラクター・救急救命士などと組み合わせて配置し、一人ひとりの差をチームで補います。
  • 責任者は指導者:現場責任者は、ライフセーバーを養成し、検定で合否を判断するJLAのインストラクターです。

ご検討のときに、確かめていただきたいこと

  • 配置される人は、どんな資格を持っていて、その資格は有効期限内か
  • 溺れた人の救助と、一次救命処置の訓練を受けているか
  • 現場の責任者はだれで、どんな資格と経験があるか
  • 事故が起きたとき、だれが・どこへ・どう連絡するかが決まっているか

私たちも、この基準で自分たちを評価し続けます。

いま担当している海水浴場(2026年)

海水浴場市町村担当期間
とままえ夕陽ヶ丘ホワイトビーチ苫前町2015年〜
厚田海浜プール石狩市2017年〜
はぼろサンセットビーチ羽幌町2023年〜
石狩浜海水浴場(あそびーち石狩)石狩市2026年〜
担当期間は当社の受託記録によります。

このほか、サンセットビーチ銭函(小樽市)を2009年から2015年まで担当しました(海水浴場の閉鎖により終了)。日本海側の浜で、長く安全管理を続けてきた経験があります。

できること

海水浴場の安全管理

  • 開設前の現地確認と、危険箇所・離岸流・地形のリスク整理
  • 監視体制の設計(監視塔・監視員の配置計画、巡回、交代、休憩)
  • 遊泳区域の設定・ブイやフラッグの掲示に関する助言
  • 救護体制(応急手当・救急要請・搬送までの流れ)の整備
  • 自治体・消防・海上保安部・医療機関との連絡体制づくり
  • 気象(高波・雷・霧・津波)に応じた中止・避難の判断手順
  • 資機材の選定・点検(救助チューブ、バックボード、AED、無線 ほか)
  • 期間中の活動記録と、シーズン後の報告書の作成

スポーツイベント・水辺イベントの安全管理

  • 大会規模・会場条件に応じた救護/安全管理体制の設計
  • 救護所の設営、AEDの配置、連絡フローの整備
  • 水上・水辺での監視(オープンウォータースイム、カヌー、SUP など)
  • 運営スタッフ・ボランティアへの事前説明と役割分担

プール・施設の安全管理のご相談

  • 監視体制・事故対応手順の見直しのご相談
  • プール管理者・監視員向けの講習(北海道庁の依頼による実施実績があります)
  • 宿泊施設内のプールで、監視にあたる方へ講習を行った実績もあります
  • 職員向けの救命講習・AED講習(出張救命講習)
海水浴場で、無線機を身につけて笑顔を見せるライフセーバー
長い一日が続く現場では、チームの雰囲気も大切にしています。(撮影:Keiichi Noro Photography)

記録と共有の仕組み ― 勤務管理システム「Patrol Duty」

安全管理は、当日の人数をそろえるだけでは成り立ちません。誰が・いつ・どの浜に入り、どんな資格と経験を持っているのか。現場で決めたことや気づいたことが、翌年も引き継がれるのか。当社では、これらを自社で開発した勤務管理システム「Patrol Duty」で管理しています。

  • 資格と経験を見ながら配置:必要人数を満たすだけでなく、資格・現場経験の組み合わせを確認したうえで体制を組みます
  • 委託元の担当者も確認できる:専用の確認ページをご用意し、最新の勤務状況をいつでもご覧いただけます
  • 浜ごとの情報を蓄積:運用ルール、注意事項、資機材の情報、現場マニュアルをシステム上に残し、担当者や年度が変わっても引き継げるようにしています
  • 変更をその場で共有:シフトの変更を、管理側とスタッフが同じ情報として確認できます

運用が個人の記憶に頼る状態を減らし、年度をまたいでも同じ水準で現場を回せるようにするための仕組みです。日々の記録は、シーズン後の報告書にもそのまま活用しています。

シーズン後の検証と改善提案

受託した業務を、その年で終わりにしません。シーズンが終わったあと、その年の運用を検証し、翌年に向けた改善提案としてまとめ、委託元へ提出しています。

  • 何が機能し、何が課題だったのかを、現場の記録にもとづいて整理します
  • 公的資料や第三者の評価を確認したうえで、提案の根拠を示します
  • 体制・資機材・表示・訓練・関係機関との連携について、翌年の具体案を提示します
  • 提出して終わりにせず、翌年に向けた協議の材料として使っていただくことを前提にまとめます

2026年度は、118ページの検証・改善提案書と、16本の別添資料を提出しました。海水浴場の安全管理は、毎年同じことを繰り返す仕事ではありません。前の年に分かったことを次の年に反映できるかどうかで、体制の質は変わっていきます。

現場責任者について

中心講師の上野哲矢(インストラクター)

現場の責任者は、上野 哲矢(有限会社北海道トータルシステム 代表取締役/札幌ライフセービングクラブ 代表)です。行政・関係機関との協議や、水辺の安全に関する公的な活動に長く携わっています。

  • 北海道ライフセービング協会 元代表(前身のNPO法人時代は北海道支部長)
  • 北海道水域利用調整協議会 元委員(水域利用調整区域・プレジャーボート等の事故防止に関する審議)
  • 石狩湾マリンレジャー安全対策連絡会議など、海上保安庁・北海道・自治体・警察・消防との協議や合同パトロールに継続して参加
  • 海上安全指導員。2024年 海上保安庁長官表彰(「海の日」海事功労者表彰・海難防止協力者)

ご依頼の流れ

  1. ご相談 場所・期間・想定される人出をお聞かせください
  2. 現地確認・お見積り 浜や会場を見たうえで、体制の案と費用をお出しします
  3. ご契約 仕様書・契約書の書式にも合わせます
  4. 計画づくり・打合せ 配置、連絡体制、事故時の動きを関係機関と共有します
  5. 開設前の準備 資機材の準備、スタッフの訓練を行います
  6. 期間中の運用 監視・救護にあたり、毎日の記録を残します
  7. 報告・改善提案 シーズン後に運用を検証し、翌年に向けた提案としてまとめます

ご相談のときに教えていただきたいこと

次のことが分かると、早く具体的なご提案ができます。分かる範囲で構いません。

  • 場所(海水浴場名・会場名)と、おおよその広さ
  • 期間・日時(開設期間、イベントの開催日)
  • 想定される来場者数・参加者数
  • これまでの体制(監視員の人数、委託先の有無)
  • ご予算の目安と、決裁までの流れ・期限

よくある質問

札幌から遠い市町村でも来てもらえますか?

北海道内であればご相談ください。現在も、苫前町・羽幌町など札幌から離れた町の海水浴場を担当しています。宿泊や移動を含めた体制を、ご予算と合わせて一緒に考えます。

ライフセーバーは何人くらい配置しますか?

浜の広さ、遊泳区域の形、来場者数、監視塔の位置によって変わります。現地を見たうえで、必要な人数と配置をご提案します。

1日だけのイベントでも依頼できますか?

はい。大会・イベントの1日だけの救護・監視もお引き受けしています。会場の条件と参加者数をお知らせください。

監視員を自分たちで育てたいのですが、講習はありますか?

ライフセーバーの資格講習は、連携している札幌ライフセービングクラブの講習会でご案内しています。職員向けの救命講習・AED講習は、当社の出張救命講習で承ります。

見積・ご相談(自治体・法人・公共機関向け)

規模・現場に応じてお見積りいたします。フォーム、またはFAX(PDF)でご依頼ください。
見積書・請求書・納品書など、書類の形式のご指定にも対応します。

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