札幌ライフセービングクラブ(札幌LSC)は、北海道で春と秋を中心に年10回ほどの講習会を開いています。一般の方が受けられる救命講習(BLS)・ウォーターセーフティから、ライフセーバーの資格認定講習(JLA)、施設向けの出張実技講習までご用意しています。はじめての方は、北海道でライフセーバーの資格を取るにはもあわせてご覧ください。

札幌ライフセービングクラブ(札幌LSC)では、一般の方が気軽に学べる講習から、北海道のライフセーバーを育てる専門講習まで、目的に合わせた講習会を実施しています。
JLAの講習体系に沿った資格認定講習に加え、施設のご要望に合わせた出張実技講習も実施しています。

✅ JLA資格認定講習の日程・申込みは、JLAの登録管理システム LIFESAVERS に掲載しています(開催地・日付で検索できます)。

保育・教育施設向け 小児・乳児BLS実技講習

保育園、幼稚園、学校、放課後児童クラブなど、子どもに関わる施設の職員を対象にした出張型の実技講習です。乳児・小児の緊急事態を想定し、発見から救急隊への引き継ぎまで、施設内の役割分担を含めて練習します。

  • JRC蘇生ガイドライン2025に沿った、乳児・小児の心肺蘇生(BLS)とAED
  • 窒息(気道異物)への初期対応
  • けいれん・アナフィラキシー等の緊急時の初動
  • 119番通報、AED手配、職員間の役割分担、救急隊への引き継ぎ
  • 標準時間:120分(人数・ご予算・実施条件に応じて調整)
  • 料金:1〜5名 22,000円(税込)から

JLA資格認定講習とは別の、施設向け実技講習です。
ご希望に応じて、所定の内容を満たす「ライフセービングサポーター講習」として実施し、JLA発行の修了証にも対応できます。

まずは気軽に受けられる講習(一般市民向け)

BLS(CPR+AED)講習会

突然倒れた人に対して、救急隊・医師へ引き継ぐまでの「最初の数分間」に必要な、心肺蘇生(CPR)とAEDを学ぶ講習です。
JLAのBLS講習は JRC蘇生ガイドライン2020に準拠した内容で実施されます。

  • 標準時間:7時間
  • 対象:12歳以上(小学生除く)
  • 資格の有効期限:検定試験合格日の翌年度から2年間
  • 講習会費(教材費込み):8,690円
  • 未成年:保護者同意書が必要

こんな方におすすめ

  • 家族や職場、学校で「もしも」に備えたい
  • 人が倒れた場面で、迷わず動けるようになりたい
  • 水辺だけでなく、日常の救命スキルを身につけたい
大勢の受講者が訓練用人形を使って心肺蘇生を練習する講習会の会場

ウォーターセーフティ講習会(水辺の事故防止)

水辺で自分の安全を確保し、事故防止に貢献できるための、ライフセービングの最も基礎となる知識と技能を学ぶ講習です。
教員・水泳指導者・マリンスポーツ指導者など、指導的立場の方にも「運用につながる水辺の安全基礎資格」として位置づけられています。

  • 標準時間:6時間
  • 対象:12歳以上(小学生除く)/25m泳げる健康な方(泳法自由)
  • 資格の有効期限:検定試験合格日の翌年度から5年間
  • 講習会費(教材費込み):5,830円
  • 未成年:保護者同意書が必要
海に入って行うライフセービング講習の実技

講習で扱う内容(例)

  • 水の特性と事故防止(学科)
  • 入水・退水の方法、PFD(ライフジャケット)スキルなど(実技)

ライフセービング専門講習

サーフライフセービングコース(JLA)
海浜や湖沼での事故防止に携わるために、自らの安全を確保し、監視・救助・救護など安全管理に対応できる基礎的な知識と技能を身につける講習です。
(北海道では受講機会が限られやすく、道内で学べる場は貴重です)

  • 標準時間:28時間(4日間)
  • 対象年齢:15歳以上(中学生除く)
  • 受講条件(抜粋)
  • 泳力:50m/40秒以内、400m/9分以内、潜行20m以上、立泳5分以上
  • 資格条件:ウォーターセーフティ資格+BLS資格(有効期限内)を事前に取得していること。
  • 資格の有効期限:検定試験合格日の翌年度から3年間
  • 講習会費(教材費込み):37,400円
  • 未成年:保護者同意書が必要

札幌LSCの考え方(大事)
いきなり専門講習に飛ぶ必要はありません。
まず ウォーターセーフティ → BLS → ベーシック・サーフLS →アドバンス・サーフLSの順に、段階的に身につけるのが安全で確実です。
最終的にはインストラクターを目指すことも可能です。

ライフセービングサポーター講習会(一般向け講習)

専門学校やプール施設等むけの短時間の専門講習から、一般企業向けBLS講習などです。60分以上の開催でJLAより修了証が発行されます。
実績:専門学校など水難救助体験講習会

レスキューボードで溺れた人役に近づく救助の練習

赤十字の「救急法救急員」を考えている方へ

赤十字の救急法と、ライフセービングのBLS(CPR+AED)は、とても近い関係にあります。「資格を取りたい」という方にも、「取ったら活動してみたい」という方にも知っておいてほしいことをまとめました。

救急法は、ライフセービングの土台です

ライフセービングは、水辺の事故を防ぎ、もしものときに命を救う活動です。溺れた人を水から助け出したあと、命をつなぐのは心肺蘇生とAED、そしてけがや急病の手当です。赤十字の救急法で学ぶことは、ライフセーバーが現場で使う力そのものです。

赤十字の救急法とJLAのBLSは、とても近い講習です

どちらも同じ「JRC蘇生ガイドライン2020」に沿って、胸骨圧迫と人工呼吸による心肺蘇生とAEDを学びます。検定に合格すると資格になる点も同じです。

赤十字の救急法JLAのBLS(CPR+AED)
主催日本赤十字社日本ライフセービング協会(JLA)
学ぶこと基礎講習:心肺蘇生・AED・のどに詰まった物の取り除き方
救急員養成講習:止血、熱中症・骨折などの手当
心肺蘇生とAEDを中心にした一次救命処置
時間基礎講習 4時間+救急員養成講習 約10時間7時間
年齢15歳以上12歳以上(小学生を除く)
資格救急員養成講習の検定に合格すると「赤十字救急法救急員」検定に合格すると「BLS(CPR+AED)」。有効期限は合格日の翌年度から2年間

救命講習には、3つの段階があります

厚生労働省は、AEDを使う講習を次の3つに分けて示しています。

  • 入門講習(導入講習):45分または90分。胸骨圧迫だけの心肺蘇生とAEDの使い方を体験します。
  • 一般市民向けの講習:おおむね3時間。人工呼吸を含む心肺蘇生とAEDを学びます。
  • 一定の頻度で対応する人のための講習:約4時間(220分)。仕事や活動の中で、倒れた人に対応することが想定される人向けです。筆記と実技の試験があり、おおむね2年ごとに受け直します。

JLAのBLSは7時間の講習で検定試験があり、資格は2年ごとに更新します。3つ目の「一定頻度者」向けの講習に近い内容です。

BLSは、ライフセーバーと呼べる最初の資格です

BLSは、日本ライフセービング協会の資格の中で、ライフセーバーと呼べる最初の資格です。資格はJLAの登録システム「LIFESAVERS」に登録され、資格を持つ人だけが買えるJLAの公式ユニフォームも購入できるようになります。海水浴場で監視・救助にあたる「認定ライフセーバー」へは、ウォーターセーフティ、ベーシック・サーフライフセービングと段階を踏んで進みます。

取ったあとに、活動する場があります

札幌ライフセービングクラブでは、できる役割から活動に加われます。たとえば夏の海水浴場の陸上サポート(見張りの補助・連絡・記録など)、CPR・AED講習の運営の手伝い、子ども向け安全教室の手伝いです。泳ぎに自信がなくても大丈夫です。ウォーターセーフティとベーシック・サーフライフセービングへ進めば、海での監視・救助も担えます。入会金・年会費はかかりません。海水浴場での勤務は日当制です(参加・募集)。

どちらを受けるか迷ったら

お勤め先や学校から「赤十字の救急法救急員」と指定されている場合は、日本赤十字社北海道支部の講習を受けてください。赤十字の水上安全法救助員も、北海道支部の講習で取れます。特に指定がなく、「救命の資格を取りたい」「水辺でも役立てたい」「取ったら活動もしてみたい」という方は、JLAのBLSも選んでみてください。

日程・申込みについて

講習会の日程・会場・定員・申込みは、LIFESAVERS に掲載しています。
BLS/ウォーターセーフティ/ベーシック・サーフライフセービングはいずれも、原則 LIFESAVERSから申込みを行います。ライフセービングサポーター講習は下記フォームよりお問い合わせください。

札幌LSCへの相談(道内開催・団体依頼)
「学校や施設で実施したい」「地域団体で受けたい」「開催を相談したい」などは、お問い合わせください。

よくある質問

Q. 一般の人でも受けられますか?
A. はい。BLS・ウォーターセーフティは、一般の方も受講できます(年齢条件あり)。

Q. 泳ぎが得意ではないのですが…
A. BLSは泳力不要です。ウォーターセーフティは「25m泳げる」ことが条件です。
ベーシック・サーフは泳力基準があるため、段階的に準備していきます。

Q. 未成年でも受講できますか?
A. 可能です。未成年は保護者同意書が必要です(詳細はLIFESAVERSの該当回で確認)。

浜辺で心肺蘇生(胸骨圧迫)を練習するライフセーバー

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