札幌ライフセービングクラブ(札幌LSC)は、札幌・小樽市・石狩エリアを拠点に、石狩湾を中心に水辺の事故を未然に防ぐ活動を行うライフセービングクラブです。
公益財団法人 日本ライフセービング協会(JLA)に加盟する 第一種クラブとして、北海道ライフセービング協会とも連携しながら活動しています。
このクラブができた理由
札幌LSCは、海が好きだからこそ「同じ海で命が失われるのを減らしたい」という思いと、現場での経験から生まれました。
札幌LSCの強み
- 現場を回す力:海水浴場やトライアスロンなど、スポーツイベントの安全管理を“運用”として組み立て、チームで実行します。
- 教育と普及:CPR・AEDなどの救命講習、水辺の安全(ウォーターセーフティ)を分かりやすく伝えます。
- 公的枠組みの中で活動:公益財団法人 日本ライフセービング協会(JLA)に加盟する第一種クラブとして、北海道ライフセービング協会とも連携して活動しています。
- 関係機関等との関係:合同訓練や官民一体となった取り組みにも参加、水難事故発生時の協力体制。
- 北海道での希少性:北海道ではライフセービングクラブの数が多くない中、札幌を拠点に継続的に運用・人材育成を行っています。
- 多分野の専門性:ライフセービングの資格者に加えて、医療・救急(救急救命士・現役の消防職員を含む)、スポーツ教育、観光、防災、福祉・幼児教育などの専門性を持つメンバーが所属しています。講習や安全管理の内容を、それぞれの分野の目でも見直しています(専門家の助言とフィードバック)。
メンバー構成
- 在籍:2001年5名、2003年11名、2021年度36名
2026年50名 - 構成:社会人中心/大学・専門学校生・高校生
学校クラブなどとの繋がり
- 札幌国際大学水泳部ライフセービングチーム
- 吉田学園医療歯科専門学校ライフセービング部
- 北海道医療大学マリンサークル
- かっぱKIDS水泳サークル

人を育てる仕組み
北海道では、海水浴場ごとのライフセービング活動はまだ厚いとはいえず、人材を毎年ゼロから集めていては経験が積み上がりません。札幌LSCは、大学・専門学校とのつながりを入口に、若い世代が現場で学び、経験を次の世代へ渡していく流れをつくっています。
- 大学・専門学校の教員や学生とつながる
- 学生・若手がクラブの活動に参加する
- 日本ライフセービング協会(JLA)の講習・訓練で資格と技術を身につける
- 海水浴場や大会の安全管理で経験を積む
- シーズン後に振り返り、気づいたことを次の年の体制に反映する
- 経験を積んだメンバーが、次の世代を育てる
JLAの加盟クラブとして、全国の事故防止の情報、津波・熱中症などの最新のガイドライン、研修の機会が継続して入ってきます。地域の海で学んだことと全国の知見を組み合わせて、北海道の水辺の安全に還元しています。
専門家の助言とフィードバック
札幌LSCは、現場責任者一人の経験だけで安全管理を考える組織ではありません。ライフセービングの資格者に加えて、医療・救急、スポーツ・教育、観光、防災、福祉などの専門性を持つ人たちがメンバーとして所属し、また継続してクラブに関わっています。必要なときだけ肩書きを借りるのではなく、日々の活動や講習、事故やヒヤリハットの振り返り、安全管理の見直しに、それぞれの分野の知見を取り入れています。
| 分野 | 専門性 | 助言・確認していること |
|---|---|---|
| ライフセービング | JLA認定インストラクター(代表) | 監視、救助、海の状況の判断、教育、水上バイクによる救助、事案の振り返り |
| 医療・身体 | 大学教員(医療系・副代表) | 監視中の体への負担、姿勢、暑さ対策と健康管理 |
| 救急・教育 | 救急救命士(救急救命士を育てる専門学校の教員) | 傷病者の評価、救急対応、救急要請の判断、事案の振り返り |
| 現場救急 | 現役消防の救急救命士 | 救急現場・搬送の実務から見た、救急対応・連携・搬送 |
| スポーツ・教育 | 大学教員(スポーツ・教育) | 人材育成、研修の組み立て、現場での教え方 |
| 観光 | 大学教員(観光) | 利用者から見た海水浴場、案内、景観、地域の価値 |
| 防災 | 北海道地域防災マスター | 津波避難、防災教育、災害時の役割 |
| 福祉・利用者支援 | 幼稚園教諭・介護福祉士・ソーシャルワーカー | 障がいのある方・高齢の方・小さな子どもへの対応、移動・入水の支援、安全教育 |
現場の課題を、分野ごとに見直します。現場で気づいた課題は、その分野の専門性を持つメンバーが確認し、指摘や異なる意見も含めて次の改善に生かします。代表一人の意見ではなく、分野ごとの確認を経て、クラブとして改善の提案をまとめます。
講習や訓練、現場の活動を専門家と一緒に行い、その場で直接助言を受けられます。シーズン後の振り返りでは、それぞれの分野からフィードバックを受け、翌年の体制に反映しています。
体制
- 【安全管理】海水浴場・水辺イベントの安全体制の相談
- 【講習】CPR・AED/ウォーターセーフティ等の講習依頼
- 【水難事故】関係機関と協力して、救助・捜索を行う
- 【取材】離岸流・風・危険サイン等の解説、現場取材
- 【参加】参加・見学・協力(ボランティア/サポート)
札幌LSCの歩み(沿革)
- 2001年 札幌ライフセービングクラブ(札幌LSC)創設
- 2004年 日本ライフセービング協会第二種登録
- 2005年 石狩湾マリンレジャー安全対策協議会(海上保安庁の会議体)の構成団体となる
- 2007年 クラブから初めて 海上保安庁 海上安全指導員 が 4名 誕生
- 2009年 サンセットビーチ銭函 小樽市より受託(海水浴場の安全管理)(2015年ビーチ閉鎖にて契約終了)
- 2012年 クラブから インストラクター 1名 誕生/ 日本ライフセービング協会(JLA) 第1種クラブ として登録
- 2015年 とままえ夕陽ヶ丘ホワイトビーチ 苫前町より受託(海水浴場の安全管理)
- 2017年 厚田海浜プール(石狩市) 受託(海水浴場の安全管理)
- 2023年 はぼろサンセットビーチ 羽幌町より受託(海水浴場の安全管理)
- 2026年 石狩浜海水浴場(あそびーち石狩) 一般社団法人石狩観光協会より受託(海水浴場の安全管理)
現在
海水浴場の安全管理を中心に、救命講習(CPR・AED)/ウォーターセーフティ講習、取材協力(離岸流や風など海の危険の啓発)を行っています。
現在の担当海水浴場(今季):[石狩市 厚田海浜プール・石狩浜海水浴場(あそびーち石狩)/苫前町 とままえ夕陽ヶ丘ホワイトビーチ/羽幌町 はぼろサンセットビーチ]
(※担当海水浴場の最新情報は、年度ごとに更新します)
「第一種クラブ」とは
札幌LSCは、公益財団法人 日本ライフセービング協会(JLA)に加盟する **「第一種クラブ」**として登録されています。
第一種クラブは、JLAの枠組みの中でインストラクターや認定ライフセーバーの数など、規定の条件をクリアしたものです。また 都道府県協会(北海道ライフセービング協会)と連携しながら活動する地域クラブの区分です。
札幌LSCは、この登録のもとで、現場運用(安全管理)・講習・啓発活動などを継続的に行っています。
公的な枠組みの中で活動し、関係機関と連携しやすい体制を整えていることが、札幌LSCの強みの一つです。
お問い合わせ
札幌ライフセービングクラブ
〒047-0261
北海道小樽市銭函3丁目26-1-B2
TEL 0134-65-8901
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